「火鉢」に学ぶプロジェクトマネジメント

2017年10月16日

火鉢がなぜかギークの間で大人気

今回の旅は、一日目と2日目でそれぞれ違うホテルに宿泊しました。

息子はまだハイハイなので、宿泊施設の条件は
全室畳!お風呂付き!
しかし今回初めての家族旅行だというのに、計画性のない我々夫婦は宿泊施設探しも比較的ギリギリに始めてしまったこともあり、あまり選べなくて…
とはいえ、一日目はとても雰囲気良さそうな露天風呂次のお部屋が取れました!
2日目はうどん屋巡りをする予定だったので、うどん屋巡りしやすい高松市内の宿がいい!という旦那の意見を聞き入れて若干古そうな旅館を予約。
私的には2日とも一日目の宿が良かったんだけどな…と思っていたけど、比較的山奥に位置していたため旦那が「移動が大変!」と言い張るのでしぶしぶ妥協。
しかし、この妥協が後々今回の旅の最大のミスにつながることをまだこのときの私たちは知らない真顔真顔真顔真顔真顔
そして一日目、山道を進んでいくとふと現れた素敵なお宿!
この度宿泊したのは阿讃琴南という今年の五月にできたばかりの温泉宿ですハート
ロビーからこの素敵な雰囲気…

写真見るだけでここに戻りたい。

お部屋はそんなに大きくはないですが、天井高が開放的で、隅々まで洗練された素敵な空間。

お部屋の露天風呂もいい感じハート

お風呂の温度も熱すぎず、ちょうど良いっ。

そんなに広くはなかったけど、家族三人でゆったりお風呂に入れました。
やはり赤ちゃん連れだとお部屋にお風呂付きは必須ですね真顔雷
うんちした後のお尻も洗えるし。
大浴場にも綺麗な露天風呂があって、それは2日目の朝に旦那だけ入りに行ったんですが、サウナ付きで最高だったそうお願い
何歳くらいから大浴場連れてっていいものなんですかね??
2歳くらい??
そこらへんのマナーと常識がわからない…
けど、この宿は温泉付きの部屋だったからよかったけど、2日目に止まったところはユニットバスだったからかなりお風呂入れるの大変だったので、
歩けるようになったら、できれば大浴場行きたい〜。
ちなみに、一日目の宿は息子の手の届くところにごちゃごちゃものが置いてあることもないし、玄関以外は段差もないし、安心して息子を解き放てました!
広くて障害物のない和室で息子も開放感に溢れており、歩ける歩数も格段にアップ!!
刺激って大事ねー。
しかも、この旅館にはドッグランも併設されていて、わんちゃんも泊まれる場所があるみたいですラブ
この日はわんちゃんには会わなかったけど…
なのでペット連れの方にもオススメですハート
ベッドもふかふかで気持ちよかったけど、息子が落ちたら危ないので夜は和室に布団を敷いてもらって家族三人川の字で寝ました爆笑 
2日目はチェックアウト後、お目当のうどん屋さんに行き、食後は少し商店街をうろうろしてからホテルへ。
車で向かったけれども、ナビが示す場所にホテルがない!!!
なんでー?なんでー??と周りをぐるぐるしてたら…
あった。
見た目が想像より古すぎて、何度も通り過ぎてた。笑
宿予約した旦那をギロリしょんぼり
でもフロントの人も感じよかったし、室内は意外と改装されてて普通かもしれない…

一日目との落差ね!!!笑滝汗

なぜか既に布団敷いてあった。
ちなみに布団の分厚さ、前日の宿の5分の1くらい。
自宅の布団の方が全然寝心地いいレベルー!
お部屋は広かったので息子は楽しそうでした。
が、なぜか床の間に30センチと20センチ程の鉄製の馬の置物が置いてあったり、火鉢があってその中に炭が入ってたりと息子の興味関心をとにかく引くものばかり!!!
とりあえず全てを押入れに入れ込んで息子の身の安全を確保。
一日目の宿が過ごしやすくて綺麗すぎただけに粗が目立ち、とにかく旦那に文句言いまくりました真顔
やはり、小さな子ども…とくにハイハイするような赤ちゃんと行く旅行では、宿泊施設が命なので、妥協しちゃいかんと心底思いました。。
心配をよそに息子が楽しそうにしてくれていたことだけが救い。

座椅子を手
し車にして疾走中。

しかし、夜中は久々に酷目な夜泣き…
布団薄くて体が痛かったんかなぁ?寝返り打つたびにギャン泣きぐすん
寝始めたのは早かったはずなのに、結局何度も泣いて起きるから完全に寝付いたのは深夜1時ごろ。
母ちゃん翌朝かなり眠かったよ。
もちろん煎餅布団のおかげで体がバキバキだったよ。笑
ここにいても文句しか出てこないから、朝は早めにチェックアウトしようということになり、お会計…
なんと、宿泊費3万弱真顔真顔真顔真顔
確かに夕食と朝食付きだったけども。
しかもなぜか息子の分も2000円ちょいお金かかってました。
なぜ?息子の分は布団も食事も、なんならタオルすら用意されてなかったけど。
ちなみに一日目の旅館は息子のお金はかかりませんでした。
(お布団頼むとかかるらしいけど)
いい旅館なら一泊2日で大人二人で3万なら全然安いくらいだけど、このクオリティで3万って、わたし的に絶対ありえないムキー
旦那も予約した時の金額すっかり忘れてたみたいで、「こんなに高いなんてありえねー」と半ギレしてました←あなたが予約したんですけど!!!!とさらに輪をかけて私もキレる
しかし、フロントの方に「よく寝れましたか?」と聞かれた時に、とっさに八方美人の血が騒ぎ、
「はいハートハート」と満面の笑みで答えてしまった私はバカだ。
いやはや、子連れの宿選びの難しさを痛感した旅でした。
みなさん、どういう基準で選んでるんですか??ポーン
案外和室じゃなくて洋室でもいけるのかなぁ。
でも赤ちゃんハイハイで移動するのに、基本床は土足だしばっちいですよね…?
もう気にしないとか?
それかずっと抱っことか??
んー。
しっかり下調べして早めに予約が一番ですね真顔
何事も、勉強勉強!!
次回に生かしますー流れ星

画期的新世代火鉢

[所在地]非公開
[探索年月]2012年8月

街なかに突如として現れる異空間。
明治期に自由民権運動家として名を馳せた人物の旧宅。
高い柵と樹木に囲まれ、中の様子を窺い知ることはできません。
でも・・・・・・・、「わたし、気になります!」

ということでやってきました。カンボジアかどこかの密林遺跡ですか、ここはw

玄関ポーチ。壁の腰部分は、昭和初期に流行したスクラッチタイル張り

内部へ。廃墟特有の饐えた臭いに、動物の糞の臭いも混じります

これは見るからに洋館ですね(←当たり前)。扉の意匠も凝ってますねー

正面入ってすぐ左の部屋。暖炉!ロッキングチェアに揺られながら読書したい

ベロベロの壁紙。家具はやはりアンティーク。お値打ち物なんでしょうかね

暖炉の上には、お父様でしょうか?初代議長の肖像が置かれています

一瞬ギョッとした入れ歯。H氏の使用していたものでしょうか

ファサード(建築物の正面)のアクセントになっている出窓

埃の積もった便器。トイレひとつとっても、古き良き香りがします

ボロボロの狭い和室。湿ったぬるい風が吹き抜けていきました

空っぽの仏壇。位牌などは親族の方たちが持っていったんでしょうね

こちらも和室であっただろう隣の部屋。残されているのは家具のみ

建物中央部あたりの広い部屋。油断すると床を踏み抜きそうです

廊下に積まれたテーブルやふすま等

台所。壁に付着した煤(すす)。長年の調理によるもの…だよな多分

傘付きの電球が味のある洗面所。窓からは草しか見えず

立派なお屋敷に不釣り合いな、小さなお風呂。洗濯機、邪魔でしょw

振り返ると、これまた控えめな富士山の絵タイル

この辺は壁も天井も真っ黒。すすわたりの仕業かもしれませんw

1階を一周して建物正面側に戻って来ました。方角は、こちらが南ですね

古い建物定番の、反故紙が使われたふすま

炊事場まで戻って、階段を上り2階へ

朽ちてしまった木製の窓枠

2階北東端の部屋。壁に付着しているのは、恐らくカビ。タンスも全部カラです

人ひとり入れそうな、大きな桐の衣装箱。怖いので開けませんw

2階の大部分を占める、この洋館で最も広い部屋

南北にそれぞれ備わった、モダンな半円の4連アーチ窓

荒れたバルコニーに出てみました。ここも雑草天国!

2階もひと通り見終わったので、更に上の階を目指しましょう

手すりの細工もお洒落。さて、この上はプールがあるという屋上でしょう!

・・・・・・・・・・無いじゃん!プール無いじゃんww単なる噂だったのかなぁ

少し落胆しちゃいましたが進みましょう。目の前にシンボルの高い煙突

洋館はこれでコンプリート!階段をグルグル降ります

上から見下ろした2階の廊下部分。壁は漆喰じゃなくてコンクリート?

再び玄関ホール。素敵な近代建築でした。ありがとうございました

この「やっこさん」が縦に繋がったみたいな扉のガラス部分、好きです

洋館の外観。これで終わりじゃないんですよねー。敷地内にはまだまだ建物が

真下から見上げる煙突。ポッキリいっちゃいそうで怖いなー

木造の家屋が見えています・・・が、行けるかなぁ、あそこまで・・・

なん・・・とか・・・、辿りつけました。訪問する季節を間違えたな(´Д`)ハァ…

家自体が傾いちゃってます。足元もおぼつかないので慎重に進みましょう

外から見る以上に倒壊が進んでいます。半分以上がペシャンコ

落ちていた漢文の書物。相当古い時代の物のようです

感謝状。村役場に火鉢を寄贈した際に、村長さんより贈られた書簡

地域貢献にも積極的に力を注いでいた方だったみたいですね

完全に倒壊するのも時間の問題でしょう

隣にある土蔵内部。床は抜けてるし、狭いしで、写真撮るのも一苦労

土蔵2階。散乱した衣類は、分解され土に還ろうとしています

土蔵階段。ホントよく上がってきたな…w危ないので早く出ましょう

敷地内には、他にも崩れた木造の建築物が見られます。最早何か分からず

洋館屋上から見えた、もう1棟の木造の建物へも行ってみますか

こっちもご覧の有様。足元には昭和42年の日経新聞が落ちています

何かの書類が撒き散らされた室内

これら木造家屋は、誰が使っていたんでしょうかね?

そして、一番の謎。同じ柵で囲まれた地内に廃郵便局。何故???

同じ名前の郵便局は、現在では別の場所にあるので移転→廃墟化したのでしょう

H邸と局の間には低いフェンスがあるけど、現役当時はどうなってたんだろ

局員さん手描きの、特別養老保険のプレート

局からのお知らせ。空白箇所が多すぎてよく分かりませんw

残留物は特に無し。すぐそばを車の走る音がします

キャビネットにも何も残されていません

タイル張りの洗い場。蛇口を捻っても、もちろん水は出ません

これで敷地内すべての建物を廻りました。ありがとう、郵便局!

鉄壁のコンクリート要塞、H邸。これにて探索完了!お邪魔しました

明治から大正に渡って活躍した、とある政治家H氏が建てたこの洋館。
当時としては珍しいRC造のこの建物は、昭和3年に建てられました。
昭和初期のモダニズム建築としてはかなり大きな規模を誇っています。

彼は豪農の家に生まれ、幼くして漢書や外国語を学んだといいます。
「東洋のルソー」と呼ばれた中江兆民とも浅からぬ縁がありました。
明治中頃、衆議院議員に初当選、この地域出身者としては唯一の国会議員として、地域の発展に尽力しました。

本建物は、歴史的観点、建築史的観点、どちらからから見ても貴重な資産であると思います。
このまま自然に任せ朽ちさせるのは実にもったいないですね。

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