ケシの花咲く野原を
風に揺れる草原を
疲れも知らず
走り回ったよね
ねぇ覚えてる?
裏山と称したあの山
人の敷地なのに
何も気にせず登ったよね
開けた場所に座ってさ
町を見下ろしてさ
なんてちっぽけなんだろうって
二人で笑ったよね
ねぇ覚えてる?
私達
恐れも知らず
冒険したこと
秘密基地を作ったこと
遠くまで歩いたこと
今じゃ大した距離じゃないけどさ
あの頃の私達にとったら
凄く遠くて大冒険だったよね
私と1つ下のあなたと3つ下の妹と
いつも一緒だったよね
無邪気だった日々を思い出すよ
あの頃のこと思い出すよ
戻りたいかと聞かれたら
悩んじゃうけどさ
あの頃の思い出は宝物だよ
もう二度と戻らないけど
ケシの花咲く風の草原
コンクリートで固められた
裏山は有刺鉄線が張られた
あの頃に見た景色は
姿を消した
私達が大人になると同時に
姿を消した
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